介護添乗員現地実地研修を実施しました

昨年度に引き続き、今年度(2024年度)も香川県・岡山県・愛媛県の介護添乗員(総勢13名)の方々と現地実地研修を実施しました。

研修では、香川県高松市内の栗林公園やお遍路巡礼体験、庵治石を使ったコースター作りなど、観光名所や歴史・文化体験のほか、フェリーに乗り小豆島での郷土料理レストランやオリーブ公園での眺望など、旅行商品として取り入れる各施設へ実際に車いすを持ち込み、お客様をご誘導する際の動線の確認やトイレ設備、食事のアレルギー対応状況など、お客様目線として実体験をしながらの研修を実施しました。


実地研修時の移動手段には、実際にお客様にご利用いただく予定の、車いすリフト付きジャンボタクシーを利用。介護添乗員が実際に車いすに乗り、車いすのままタクシーに乗り込む体験を実施しました。介護添乗員からは、「動かす前に必ずお声掛けをする」「思ったよりもスムーズに乗れた」「ベルト固定し忘れない様、必ず確認をする」等の気づきを得ることが出来ました。


四国八十八ヶ所霊場第八十番札所国分寺では、車いすの動線や段差のクリア方法等、実際に車いすに乗り体験しました。車いすからの目線ならではの気づきを得ることが出来ました。


高松市伝統的ものづくりとして国内・海外に知られる「高松盆栽」。盆栽畑を眺めながら、苔玉作りを体験しました。参加者からは、「介護添乗員のサポートの重要さが実感できた」「作った苔玉を部屋や庭に飾ることで旅行を思い出すことができる」といった意見が聞かれました。


日本を代表する最高級御影石「庵治石」を使ったコースター作り(コースターのサイズに合わせて絵や文字を描き、描いた絵や文字に合わせて職人が石を削ります。完成品は後日郵送で届きます)体験では、デザインを考える楽しさ、作品が届くまでのワクワク感を実感できました。また、職人が庵治石の歴史や現在など、興味深い話を聞かせてくれます。参加者からは「あらかじめにデザインを考えておかないと時間がかかる」「世界に一つだけの作品が作れて楽しい」「早く飾りたい」といった意見が聞かれました。


小豆島行きのフェリーには、専用車のまま乗り込みます。フェリー内で専用車から車いすリフトを降ろすスペースの確認、乗船後のエレベーターへの動線や座席の確認、船内から見える景色やお客様にお伝えできる簡単な案内について研修を実施しました。


道の駅小豆島オリーブ公園では、駐車場から売店・オリーブ畑・展望台への車いすでの動線の確認を行い、オリーブ畑からの眺望箇所の確認をしました。天気が良ければ風車の有る展望スポットへ移動し、写真を撮るなど、実際にお客様をご案内する想定での現地確認をいたしました。


小豆島の昼食会場では、段差をクリアするための車いすリフトが設置されており、介護添乗員が実際に車いすに乗り、リフト移動を実体験しました。介護添乗員からは「リフトはスムーズに稼働し、不安なく移動ができたのでお客様にオススメできる」といった声が聞かれました。


また、車いすに乗ったまま食事ができるテーブルの高さになっているか等、車いすに乗ったまま食事の体験をしましたが、全く問題なく食事をいただくことができました。
1品1品丁寧に盛り付け提供される小豆島の郷土料理に舌鼓をうち、「早くお客様に味わっていただきたい」という声が聞かれました。

今回の現地実地研修を経て、お客様にお喜びいただける旅行商品化を進めてまいります。
「実際にお客様をご案内し、お喜びいただきたい」「お体の事情で旅を諦めたでも、もう一度旅へご案内し想い出作りをしていただきたい」関係者皆、同じ想いで邁進しております。

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